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それぞれの立場


昨年末に記事をアップしてから、
4ヶ月が過ぎ、もう5月。
記事を書かなかった間にも、
色々な方から色々なお話をうかがい、
そして、震災・原発に関することもまた、
様々なニュースが報道されてきました。

この4ヶ月間、多忙だったこともありますが、
何をどう伝えてゆくべきなのかについて、
ずっと考えていました。


・真実を知りたいと願う人。

・真実を知りたいけれど、その重みが耐えられないので
 目をそらしている人。

・真実など知らなくても良いから
 今目の前にあることだけを見つめて、
 穏やかに生きていきたいと願う人。

・投げやりになっている人。

・そもそも関心の無い人。

人の価値観は様々で、
だれもが100%納得のいく答えはありません。

もうすぐ震災から丸3年と2ヶ月。
先日、富岡町の知人からいただいたメールに、
復興事業に協力してくださる企業の方々が
町を訪れてその様子を見、


『3年経っても復興の姿が見えない。』


と驚いていたことを教えてくれました。
まだまだ長い長い道のりの入り口を少し入ったほどの
原発周辺地域。

そしてその一方では原発の再稼働と、
アラブ首長国連邦やトルコへの原発輸出を可能とする
原子力協定が承認され、
今夏にも発効される見通しです。

4月25日に復興庁から発表された最新の


全国総避難者数26万3,392人
福島から県外への避難者数4万6,700人



また、先程のNHKニュースによると



5月6日現在NHKの調べによる
最新の震災関連死の人数は、10都県3,076人。
その半数を福島が占めている


とのこと。

まだまだ震災、そして原発事故は
過去のことではありません。



復興庁:全国の避難者等の数(所在都道府県・所在施設別の数)
H28年の8月から現在まで定期的に公表になっている全国の避難者数等の情報を御覧いただけます。
http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/sub-cat2-1/hinanshasuu.html

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とある避難者さんのこと

日々の多忙さに追われている内に、2ヶ月が経ちました。
その間にも、色々なことがありました。


8月末、以前私が絵を描いて差し上げた避難者さんの1人が、
お亡くなりになりました。
都内で初めて彼女に出会った時、
彼女は既に癌を患っておられましたが、
穏やかな笑顔と、優しい眼差し、
温かな空気に包まれ、
聞くまでは、まさか癌であるとは思いもしませんでした。
彼女の住んでいた地域は、
強制避難区域ではありませんでしたが、
原発事故の為に病院が閉鎖になり、
抗ガン剤治療の継続ができなかった為に、
都内に避難されてきていたとのこと。


春に戻られ、
故郷南相馬の地で、眠りにつかれました。


先月初めのニュースで8月末時点での
福島県内震災関連死者数が、震災直接死者数を近く上回るだろう
ということが報じられました。

私が出会った彼女のように、
もし、原発事故がなかったなら、、
もっと長い時間を愛する人々と共にできた方も、
きっといらっしゃるでしょう。



8月末現在福島県内各自治体によって認定された

震災関連死者数1,539人(その他申請109人)。

その大半を

南相馬市431人、浪江町291人、富岡町190人


が占めています。

9月25日現在復興庁から公表されている最新の

全国総避難者数28万6,006人
福島から県外への避難者数5万1,251人。




復興庁:全国の避難者等の数(所在都道府県・所在施設別の数)
一昨年の8月から現在まで定期的に公表になっている全国の避難者数等の情報を御覧いただけます。
http://www.reconstruction.go.jp/topics/post.html

原発関連死さらに121人計910人、不認定も増 福島、3月以降
:東京新聞 TOKYO Web (2013年9月11日 朝刊)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013091102000109.html

震災関連死:福島県内で直接死上回る 避難生活疲れで:毎日新聞.jp(2013年9月8日06時52分)
http://mainichi.jp/select/news/20130908k0000m040107000c.html


テーマ : 福島県
ジャンル : 地域情報

避難者の方々のお話(6)

仕事が本格的に始動し、多忙のあまりこのサイトの更新が
すっかり滞ってしまっていましたが、
その間にも、また警戒区域からの避難者さんにお会いしたり、
同じく警戒区域となっている富岡町出身の知人とお話する機会がありました。

前回記事で大熊町のことに触れましたが、
私の知人の出身地である富岡町や、
浪江町も5年間帰還せずという方針を決定しました。

震災後、富岡町出身の知人が、

『富岡は比較的線量が低いので、夏には帰れると思う。』

そう話してくださった言葉を私は今も時々思い出します。
首都圏で、原発から遠い地域で、
時間の経過と共に震災が過去のものとなり、
一見普通の日常が戻ってゆく中で、
原発周辺地域では、
当たり前だった日常が時間の経過に
反比例するように遠のいていっているようにさえ感じます。


先日お会いしたある警戒区域からの避難者さんが、
こんなことをおっしゃっていました。
彼女の故郷は今は立ち入り禁止で、
許可なく入ることはできません。
同じ避難者さんの中には、
既に区域再編によって立ち入り禁止が解除になり、
自由に町へ立ち入りできるようになった方もあります。

『例え、今はまだ将来的な不安があって住めなかったとしても、
それでも、入りたい時に入れて、
ちょっと何かを取りに帰りたいと思えば取りに行けて、
好きな時にお墓に手も合わせられる、
それだけでも全然良いじゃないかって、
そう思ってしまう・・・。
お金じゃないけど、自分の家に自由に帰ることもできない、
墓前に手を合わせることもできない、
戻る度に家は荒れ果ててゆく。
そんな状況の町と、解除になった町と、そうじゃない町が
同じ補償なんて、やっぱり違うんじゃないかと思う。。。』

そう複雑な胸の内を吐露されていました。



『お金じゃないんだよね・・・。お金じゃ絶対に手に入らない、
大切なものが、いっぱいあったのに・・・。』





そう言う彼女は、未だ補償金請求をしていません。



どんなにお金を積んでも、戻らない大切なもの。


その言葉の重みを、どうぞ心に留めていてください。

全国の総避難者数は32万6,873人、
自県外に避難をされている方は、
福島から5万9031人、宮城から8,177人、岩手から1,702人。



これからまた寒い季節がやってきます。
まだ仮設住宅に住む方もたくさんいらっしゃいます。
今一度、被災地沿岸部、そして、
原発周辺地域の現実に目を向けていただければと思います。


避難者の方々のお話(5)

先週火曜日の9月11日で、先の震災から丸1年半が経ちました。
早くもあり、長くもあった1年半。
そして、本日21日、警戒区域に指定されている大熊町町議会で、
『今後5年間全住民帰還せず』という復興計画が可決されました。



先週、日頃から仲良くさせていただいている、
警戒区域からの避難者さん達にお会いする機会がありました。
その席で、あるご婦人がこんなひと言を口にされました。

『国は福島を見捨てている。私はそう思ってる。』

福島に縁のある全ての人が同じ意見であるわけではないでしょうが、
私はその方の言葉を聞いた時に、
双葉町の井戸川町長が以前おっしゃっていた、

『今、置かれている姿は『棄民(捨てられた国民)』であります。』

という言葉を思い出しました。
似たようなお話は、今まで何度も色んな方の口からお聞きしてきました。


事故後、私の住む川崎市では、0.19μSv/h
東京の多くの自治体でも0.23〜0.25μSv/hが、
放射線量低減化措置を取る為の目安となっています。
ちなみに、川崎市では、

『0.38μSv/hを超え1μSv/h未満の場合には、
速やかに
線源除去を実施し、除去した物質は安全に保管


とされています。
福島市の各支所の環境放射能測定値(地上1メートル)によると、
今月19日(水)の福島市役所東棟のコンクリート上の線量は0.77μSv/h
その他17ヶ所ある支所・出張所の内、
0.38μSv/h以下であるものは、わずか4ヶ所だけです。
そして、1μSv/hを超える場所が2ヶ所あります。
(ちなみに、福島市のHP資料によると、福島競馬場の阿武隈川を挟んで向かいに位置する、
新山霊園では昨日、9月20日時点で1.877μSv/hという値が測定されています。)

川崎市では、1μSv/hを超えた場合には、

『速やかにシートによる飛散防止や立入禁止措置等を図り、
線源の除去
を実施し、安全に保管した上で核種分析を実施』と定めています。


その数値は安全なのでしょうか?その数値は危険なのでしょうか?


よくそういう議論が交わされるのを耳にします。
もちろん、気になります。
けれど、それと同じように問題なのは、


今まで、同じように同じ法律のもと、
同じだけの税金を支払って生活をしてきた同じ国民でありながら、
今、住んでいる場所、自治体によってこんなにも大きな対応差の中にある。



という明らかにそこにある事実ではないでしょうか。

『除染をした結果0.5μSv/hまで下がりました。』

『調査の結果0.38μSv/hを超えましたので、
速やかに放射線量低減化措置を取りました。』


危険か安全か以前に、この事実をどうぞ忘れずにいてください。
そして、その上で、避難者さんの言葉をもう一度、
心に留めてみていただければと思います。

テーマ : 福島県
ジャンル : 地域情報

避難者の方々のお話(4)

kannrennshi.jpg



前回の記事で、東日本大震災における関連死について少しふれたので、
今日は避難者さんのお話と合わせて前回記事の続きを書きたいと思います。

上の図は、今現在復興庁等から公表されている最新の資料を元に
死者数と関連死者数の東北3県における割合と各県における推移を視覚化したものです。
御覧いただければ分かると思いますが、
直接震災で亡くなった方の割合では、福島県は3県の中で最も少ないのですが、
これが、関連死者数の割合になると、半数を占めるほどになっています。

また、参照した資料によると、
岩手・宮城両県においては震災関連死者数が最も多かったのは、
震災後の3.19~4.11までのおよそ1ヶ月間であり、
その後の2ヶ月間には両県とも前の調査期間の半数以下となり、減少していきます。
これに対し福島県での震災関連死者数は、
他の2県が減少に転じたH23.4.12~H23.6.11が最も多く
翌H23.6.12~H23.9.11の期間においてもなお
前期間の半数以上の数値で推移しています。

そして現在判明している最新調査期間においても宮城県の4倍近い人数が確認されており、
他県に比べ、より長期に渡り非常に厳しい状況が続いていることが分かります。


前回記事でも触れましたが、
福島県における震災関連死のおよそ86%が、
当初警戒区域や計画的避難区域、緊急時避難準備区域に指定された市町村のものです。
そして、現在帰還困難区域や警戒区域に指定されている場所を抱える
自治体の占める割合は、県全体の実に75%にものぼります。

私がお会いした警戒区域からの避難者の方の中には、
現在の借上げ住宅に入居するまで5,6回も避難所を点々とされている方もいます。
時にはわずか1日で避難所を変わることとなった方もあり、
避難所も福島県内のみならず、埼玉、茨城、東京と、
何県にも渡る移動を重ねている方も少なくはなく、
その間に体を悪くされた方も多くいらっしゃいました。

ある避難者さんは、
避難前はピンとまっすぐだった背筋が、
度重なる避難の為、現在の住居に入居した時には腰も曲がり、
足も悪くなり、1人で満足に出歩けなくなってしまい、
こんな不自由な体となった今となっては、
他の家族の足手まといでしかなく、
いっそあの時に死んでしまった方が良かったとさえ思うと、
苦しい胸中を吐露されていらっしゃいました。


福島に限ったことではありませんが、
手術後の適切な治療もままならない状態での、
混乱につぐ混乱の中、度重なる避難で薬も病院にかかることもできず、
結果病気が悪化してしまった方もたくさんおられます。


『時間が3.11の地震の時のまま止まってんだから・・』


先日一時帰宅をされたある避難者さんの言葉です。
原発の再稼働の是非について多くの方が関心をもつようになった今ですが、
警戒区域をはじめ、原発周辺区域から避難されてきている方々や、
そこに今もある現実にも、どうぞ目を向け続けていただきたいと思います。


復興庁:震災関連死に関する検討会

東日本大震災における震災関連死の死者数などの資料をダウンロードすることができます。
http://www.reconstruction.go.jp/topics/2012/05/000830.html

警察庁:被害状況と警察措置[2012年7月4日]
「東日本大震災について」→「震災に関する情報一覧」→「被害状況など」というコーナーに最新の被害状況に関する資料があります。
http://www.npa.go.jp/archive/keibi/biki/index.htm

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